江戸東京たてもの園に行って来ました。
子どもが突然「古い建物が見たい」と申しまして、どうやら学校の授業で古い建物の話が出て興味を持ったらしい。
それなら「江戸東京たてもの園」が良かろうと、ぼんやりした知識のまま、特に下調べもせず行ってきたわけですが、これが大失敗!
たてもの園にある建築について、しっかりじっくりと調べてから行くべきでした。
建物にはストーリーがある
なんの雑誌だったか忘れてしまいましたが、以前「江戸東京たてもの園にあるかっこいい建物」の特集を見た記憶があります。
私はその建物が見たかった。かっこいい建物は行けばすぐわかると思っていた。でもそれは間違いでした。
広大な敷地の中に、とんでもなく素敵な建物が30棟もあり、それ以外にもバスや都電などの屋外展示物が盛りだくさんで、見どころいっぱい。
パンフレットを読む時間がもったいない!
もはや、どれが「あのかっこいい建築」なのかわからない!だってどれもかっこいいから。
どの建物にもストーリーがあって、それに思いを馳せながらじっくりと建物を見てまわっていると、時間がいくらあっても足りません。
(実際、私達は時間がなくて、園内の半分ほどしか見て回れませんでした。)
建物だけでなく、ディスプレイも素敵なので、逐一足を止めて見入ってしまいます。
古い銭湯は可愛いかった。
ここで飲みたいね。
古い農家の佇まいに息を呑みました。
電燈も素晴らしい。
インテリアも素敵です。
色合いがいいなあ。
美しいシャンデリア。
明治時代の味のあるガラスとか、最近の家ではなかなか見ることのできない欄間とか、踏みしめるたびにギシギシと鳴る床。
全てがノスタルジック。当時そこに住まった彼らの暮らしを直に感じます。
結局私は、目的のかっこいい建物にはたどり着けませんでした。
外から見て、強く惹かれた建物があったのですが閉園時間が迫っていたので入らなかったのです。実はその建物こそ、以前雑誌で見たかっこいい建物だと家に帰ってから知りました。やはりアレだったか!本当に残念でなりません。
こんなことにならないよう、やはり公式サイトはきちんとチェックするべきでした。
ちなみに、そのかっこいい建物とは「建築家の前川國男氏の自邸」でありました。写真や動画で見ただけでも本当にかっこいいので、実際の目で見てみたらどんなに良かっただろう!これはまた行くしかないですね。
アニメの舞台にも
スタジオジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」の作画の参考にもされたらしい。
私はそれも知らなかった。家に帰ってから余韻に浸りまくって、Webサイトやyoutubeで調べてたらその事実を知りました。
海外からの観光客もかなりいらして、皆さん古い建物や歴史がお好きなのねーと思ってましたが、それだけではなかった模様。
千と千尋の神隠しを復習してから、実際の建物を見に行きたかったな。くうー、本当に悔やまれます。
駅からちょっと遠い
なぜ私がたてもの園内の下調べを怠ったか。それはアクセス方法ばかりをじっくりと調べていたからです。
園には武蔵小金井駅、東小金井駅、花小金井駅の3駅から行くことが可能ですが、どの駅からもちょっと遠い。バスで行く方法があるけれど、バスってどのくらいの本数走ってるの?そもそもどの駅から行けばいい?武蔵小金井と東小金井どっちから行けばいいのよ?駅から歩けるのだろうか?そればかり考えていました。
結局私達は、武蔵小金井駅から歩いて向かい、帰りはバスに乗りました。武蔵小金井駅から徒歩だと、だいたい25分ぐらいかかりましたが、そこまで苦ではなかったですし、道も大変わかりやすかったです。
結論、アクセス方法はさらっと調べればOK。行けばわかります。
ちなみに
もっと素敵な建物の画像があるのですが、ほかの方が写り込んでいるので載せませんでした。モザイクで処理したら、せっかくの建物の美しさが損なわれてしまうし、AIで人物を消すと、建物の美しさまで嘘くさくなってしまうようで出来ませんでした。
ぜひ実際に足を運んで、自分の目で見てみてくださいね!おすすめです。